格安SIMからキャリアへ乗り換える際のポイントを解説

格安SIMからキャリアへの乗り換え 格安SIMから大手通信キャリアへ乗り換える(戻る)メリット・デメリットや、乗り換える際の注意点等を解説

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はじめに

現在、格安SIMを利用しているものの、「音声通話を利用することが多く、格安SIMに乗り換えても、毎月のスマホ料金がキャリアの時と変わらなかった」「回線品質が悪く、通信速度が遅い」「サポートの質が低い」等の理由から、大手通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)に戻りたいと考えている人もいるのではないでしょうか?

最近では、格安SIMを提供する通信事業者の中にも、料金の安さだけではなく、回線品質や各種サービスに力を入れているところもありますが、大手通信キャリアと比較すると、その内容は、まだまだ劣る部分があるのも事実です。

そこで、本特集では、格安SIMから大手通信キャリアへの乗り換えに注目。格安SIMを利用しているものの、「やっぱりキャリアのスマホが使いたい!」という方向けに、格安SIMから大手通信キャリアに乗り換える(戻る)際のポイントや注意点、利用のメリット・デメリットをわかりやすくご紹介します。

格安SIMからキャリアに乗り換えるメリット

はじめに、格安SIMから大手通信キャリアに乗り換えるメリット・デメリットを見ていきましょう。

格安SIMからキャリアに乗り換えるメリット その1
時間無制限のかけ放題サービスがある

格安SIMの通話料は、20円/30秒が基本。また、格安SIMの中には、「かけ放題」をオプションとして提供しているところもありますが、「5分かけ放題」「10分かけ放題」等、通話時間が決まっているケースがほとんどです。そのため、スマホでの1回の通話時間が長い人の場合、格安SIMを使っていても、毎月のスマホ料金が高額になるケースがある点には注意が必要。
一方、キャリアの場合、月額2,700円前後で利用できる時間無制限のかけ放題プランを用意
。時間を気にすることなく、通話ができます。
時間無制限のかけ放題サービスが利用できる点は、大手通信キャリアを利用する大きなメリットと言えるでしょう。

格安SIMからキャリアに乗り換えるメリット その2
サポート体制が充実している

実店舗数が多い点も、キャリアのメリットの1つ。キャリアの場合、スマホ端末やインターネット接続等に不具合が生じた際、すぐに近くの実店舗へ行き、相談することが可能です
一方、格安SIMの場合、実店舗を提供している通信事業者もありますが、店舗数はキャリアと比較すると、まだまだ少なく、電話やインターネットでの対応が中心。さらに、実際に問い合わせても、なかなかつながらない…ということも。
スマホに何かあったときのサポートを重視する際は、格安SIMよりも、キャリアの方が優位性があるといえるでしょう。

格安SIMからキャリアに乗り換えるメリット その3
セット割が適用される

キャリアでは、スマホと、インターネット回線のセット割を用意しています。例えば、ドコモが提供する光回線「ドコモ光」と、ドコモのスマホ(またはケータイ)をセットで利用すると、毎月最大5,700円(※最大1年間)割引を受けることが可能です。
インターネット回線とスマホをセットで利用し、高額の割引が受けられる点は、キャリアを利用するメリットの一つとして要チェック。

格安SIMからキャリアに乗り換えるメリット その4
キャリア決済が利用できる

有料アプリの購入時などに、各キャリアの画面でID、パスワード、暗証番号を入力するだけで簡単にお支払ができる「キャリア決済」が利用できる点もキャリアならではのメリット
キャリア決済であれば、利用した金額を、毎月のスマホ料金の請求時に併せて支払うことができます。ちなみに、格安SIMの場合は、キャリア決済に対応していないため、有料アプリを購入する際は、クレジットカードでの支払いが主。

格安SIMからキャリアに乗り換えるデメリット

格安SIMからキャリアに乗り換えるデメリット その1
毎月のスマホ料金が高い

通話料や回線品質、サポート等を比較すると、キャリアに軍配が上がるものの、通信費だけで見ると、その料金は、格安SIMの方が割安です。そのため、格安SIMからキャリアに乗り換えると、音声通話を長時間利用するケースを除き、毎月のスマホ料金が高くなるケースがほとんど。
格安SIMからキャリアへの乗り換えを検討する際は、料金、回線品質、サポート等、何を重視するのかを考え、自分に合った方を選ぶことが大切です

格安SIMからキャリアに乗り換えるデメリット その2
2年縛りがある

キャリアのプランは、2年間の利用が前提で割引が適用されるものが主。そのため、いわゆる「2年縛り」が発生します。
2年縛りの場合、2年以内の解約や更新月以外での解約時には違約金を支払う必要があるほか、更新月を逃すと、2年縛りが自動更新されるケースも。2年縛りが発生する点は、キャリアのスマホを利用するデメリットの一つといえるでしょう。
一方、格安SIMの場合、最低利用期間が経過すれば、その後の解約に違約金は発生せず、好きなタイミングで他社に乗り換えることが可能です。

格安SIMからキャリアに乗り換えるデメリット その3
スマホ端末が高い

キャリアでは、iPhoneをはじめ、最新のスマホ端末を取り扱っています。最新のスマホが利用できる点は大きな魅力ですが、その一方で端末価格が高額な点には注意が必要。
格安スマホの場合、2~3万円程度から高機能なスマホ端末を購入することができますが(※最近では、一部高価格帯の端末も登場しています)、キャリアの場合、端末価格は、5万円程度から、機種によっては10万円以上するケースも。
通信費に加え、端末費用も高額になる点は、キャリアのデメリットといえるでしょう。

格安SIMからキャリアに乗り換える際のポイント

ここでは、格安SIMからキャリアに乗り換える際に、チェックしておきたいポイントについてご紹介します。

格安SIMからキャリアに乗り換える際のポイント その1
MNPが必要

現在使用している電話番号をそのまま使用する場合、格安SIMからキャリアにMNP(携帯電話番号ポータビリティ)の手続きを行う必要があります
ちなみに、MNPは、「キャリア→キャリア」「キャリア→格安SIM」はもちろん、「格安SIM→キャリア」への乗り換えにも対応しています。

格安SIMからキャリアへの乗り換え MNPの方法
①現在契約している格安SIMの通信事業者でMNPの手続きを行う
  • MNP転出手数料として、3,000円程度が発生します。ただし、通信事業者・格安SIMの利用期間によっては、1万円以上かかる場合も。格安SIMでMNPを行う際は、転出手数料としていくらかかるのか、事前に確認しておきましょう。
  • 格安SIMのマイページ上からMNPの手続きを行い、「MNP予約番号」を受け取ります。
    ※「MNP予約番号」の有効期限は、予約当日を含めて15日間。また、「MNP予約番号」は無料で発行できます。
②乗り換え先のキャリアで新規申し込み手続きを行う
  • キャリアの実店舗またはオンラインショップから申し込み手続きを行うことが可能。この際、「MNP予約番号」に加え、キャッシュカード(またはクレジットカード)、免許証などの本人確認書類が必要です。
  • また、新規申し込み手続きを行う際は、契約事務手数料として3,000円が発生します

格安SIMからキャリアに乗り換える際のポイント その2
乗り換え費用がかかる

上記でご紹介したように、MNPを利用して格安SIMからキャリアに乗り換える場合、MNPの手続きに費用が発生します。このMNPにかかる費用を節約したい場合は、新規(新しい電話番号)での申し込みを検討するのも一つの方法。

また、格安SIMからキャリアへ乗り換える際にチェックしておきたいのが、格安SIMの最低利用期間です。特に、音声通話機能付きSIMの場合、多くの通信事業者が半年~1年程度の最低利用期間を設けており、この期間内に解約する場合、1万円前後の違約金が発生します
格安SIMの利用を開始してから比較的短期間でキャリアへ乗り換える際は、最低利用期間・違約金についても確認しておくと安心です。
さらに、格安SIMと端末をセットで契約し、端末代を分割払いに設定している場合、格安SIM解約後も、引き続き、残りの端末代を支払う必要がある点もチェックしておきましょう。

格安SIMからキャリアに乗り換える際のポイント その3
新たに端末を用意する必要がある

格安SIMからキャリアへの乗り換え時に注意したのが、端末のSIMロックによって、現在使用している端末が乗り換え先のキャリアで使えない可能性がある点です。この場合、新たに端末を購入する必要があります。

例えば、もともとはドコモを利用しており、ドコモ回線に対応している楽天モバイルに乗り換え、そこからさらにソフトバンクに乗り換える場合、端末にはドコモのSIMロックがかかっている可能性が高く、その端末をソフトバンクでは利用することができません。
この場合、ドコモで端末のSIMロックを解除するか、ソフトバンクで新しい端末を購入することになりますが、SIMロックの解除には、「キャリアを解約して100日以内のみ」等の諸条件があり、条件を満たしていない場合、SIMロックを解除することができません。
現在使っている端末をキャリアに乗り換えた後も継続して使いたい場合、乗り換え先でもその端末が使えるのか、事前に確認しておきましょう。

格安SIMからキャリアへの乗り換え キャリアの選び方

格安SIMからキャリアへ乗り換える際は、「料金プラン」「取り扱っている端末」「インターネット回線との併用」の3点からキャリアを比較し、お得に利用できるもの、自分に合ったキャリアを選ぶのがおすすめです。
ここでは、ドコモ、au、ソフトバンクの特徴をチェックしていきましょう。

大手通信キャリアの特徴を比較

recomendドコモ

ドコモ

  • 利用年数に応じて自動的に割引が適用される「ずっとドコモ割」や、親子でドコモを利用している場合、25歳以下の子供の基本料金が安くなる「ドコモの学割」等の割引プランを用意
  • インターネット回線「ドコモ光」とのセット契約で、毎月最大5,700円の割引(※最大1年間)を受けることができる
  • 携帯料金の支払いでdポイントを貯めることが可能

ドコモへ行く

recomendau

au

  • スマホ購入と同時に加入すると端末代が最大半額になる「アップグレードプログラムEX」や、月額1,980円から利用できる(※契約翌月から1年間)「auピタットプラン」をはじめ、お得にスマホが利用できる料金プランが充実
  • インターネット回線「auひかり」とのセット契約で、1台につき毎月のスマホ料金を最大2,000円割引!(※最大2年間)
  • auのスマホ・ケータイユーザー限定の無料会員制プログラム「au STAR」に登録すると、お得な会員特典が利用可能

auへ行く

recomendソフトバンク

ソフトバンク

  • 通信データ容量50GBプラン「ウルトラギガモンスター」や、毎月1,000円の割引に加え最新のiPhoneが実質最大90%OFFになる「学割先生」等のプランを用意
  • インターネット回線「ソフトバンク光」とのセット利用で、1台につき毎月のスマホ料金が最大2,000円割引(※最大2年間)
  • スマホ料金の支払いでTポイントを貯めることが可能

ソフトバンクへ行く

格安SIMからキャリアへの乗り換え まとめ

格安SIMからキャリアへの乗り換えについて解説した今回の特集はいかがでしたか。
キャリアから格安SIMに乗り換えたときと同様、格安SIMからキャリアに乗り換える際も、手間と費用がかかります。
また、格安SIM・キャリアには、それぞれメリット・デメリットがあるため、格安SIMからキャリアへの乗り換えを検討する際は、料金、回線品質、サポート、端末等、さまざまな点から格安SIMとキャリアを比較し、自分に合った方を選ぶことが大切です
格安SIMからキャリアへの乗り換えを検討している方は、本特集を参考に、格安SIMとキャリアの違いや、乗り換え時の注意点を確認し、実際に格安SIMからキャリアへ乗り換える際に役立てましょう。

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