失敗しない格安SIMの選び方

失敗しない格安SIM選び!完全ガイド SIMカードの種類や通信データ容量等、格安SIMを選ぶ際のポイントをわかりやすく紹介します

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失敗しない格安SIM選び!完全ガイド

「格安SIMに替えれば、携帯代が安くなる」ということだけは知ってるけど、実際のところ、詳細がよくわからないという方、多いのではないでしょうか?

今回は、格安SIMに替えるために必要な最低限の知識と選び方についてご紹介していきます。携帯代を見直したい方はぜひチェックしてみてください。

これだけはおさえたい!SIM、格安SIM、MVNO、SIMロック、SIMフリー

格安SIMへの変更を検討しているなら、

  • SIM
  • 格安SIM
  • MVNO
  • SIMロック
  • SIMフリー

のワードは、おさえておくと格安SIM選びがグッと楽になります。

格安SIMは低価格のSIMカードを提供するサービスの総称

そもそも、SIMとは、スマートフォンやタブレットなどの端末の中に入っている小さなICカードのことを言います。

このSIMカードには、通信プランなどの契約情報が入っており、これがないと、3G、LTEなどのモバイル回線を使った通話やインターネットが利用できません。

近年、比較的低価格で、通話やインターネットが使えるSIMカードを提供する企業が増えてきたことで、その低価格SIMサービスが格安SIMと呼ばれるようになりました。

MVNOは格安SIMを提供する事業者

そして、その格安SIMサービスを提供する企業は、docomoやau、SoftBankなどの大手キャリアの通信回線を借りてサービスを提供する形態をとっていることが多く、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の頭文字をとってMVNOと呼ばれています。

SIMロックとSIMフリー

大手キャリアが販売したスマートフォンには、他社のSIMカードを差し替えて使えないように制限する仕組みがあります。それをSIMロックといいます。

ただ、大手キャリア各社が設定している条件を満たし、SIMロック対応機種であれば、このSIMロックも解除することができ、他社のSIMカード、つまり格安SIMを利用することが可能です。

iPhoneの場合は、iPhone6s以降がSIMロック解除対応機種となります

対して、SIMフリーとは、SIMロックがかかっていない状態の端末を指します。
その端末に対応しているSIMカードなら、どれでも自由に利用できるのです。

格安SIMはなぜ低価格にできるのか

格安SIMはなぜ携帯の料金プランを低価格で提供できるのか気になりますよね。
もちろん安いのには理由があります。

格安SIMはなぜ低価格にできるのか①
大手キャリアの通信回線を借りている

格安SIMを提供するMVNOは、大手キャリアであるdocomoをはじめ、auやsoftbankの通信回線を借りる形をとっています
もちろん、費用を支払って借りている訳ですが、大手キャリアが通信回線を開設した費用や維持費などに比べると低コストに抑えることができます。

格安SIMはなぜ低価格にできるのか②
店舗を持たないところが多い

格安SIMを販売する企業の多くが、実店舗を持たずネット販売のみとしています。
大手キャリアが全国各地に店舗を展開するコストを考えれば、店舗を持たないことによるコスト削減は大きいでしょう。

格安SIMはなぜ低価格にできるのか③
データ通信量をベースとしたプラン展開

音声通話をメインにプランを組む大手キャリアに比べ、格安SIMを提供するMVNOはデータ通信量をベースに1・3・5・7・10~GBと、細かくプランを組んでいます。

「電話ほとんど使ってないけど、かけ放題に入らざるを得なかった‥」
「データ通信容量がもっと欲しいのに、基本料が高くてこれ以上あげられない‥」

といった不満を解決でき、必要最低限のプランで組みやすいため、比較的低価格で契約することができるのです。

格安SIMはなぜ低価格にできるのか④
端末を別売り or 格安スマホのセット購入促進

今現在、大手キャリアでは、携帯端末を替えると同時に新しい端末を購入し、それを携帯料金とともに分割して支払うケースが多くなっています。

プラン料金からの割引で、実質0円となるケースもありますが、大手キャリアのほとんどの携帯プランにはかけ放題がついているため、最も安いプランでも5,000円を切るケースはそう多くはありません。

それに比べ、格安SIMでは端末を別で購入してもらうか、利用中の端末のまま契約できることを前提としてSIMカードのみの契約プランを展開しているので、料金プランの安さが際立ちます。

もちろん端末とセット販売をしている場合も、SIMフリーの格安スマホがセットになっているケースが多いので、大手キャリアで当たり前のように8万円、10万円するiPhoneや高額なスマートフォン端末を契約していた頃に比べれば圧倒的に負担も軽くなります。

なにより、格安のスマートフォンでも不便なく使えるという感想を持つ人は、意外に少なくないようです。
カメラの画質や防水機能、iPhoneならではの機能等にこだわりがある人でなければ、使い勝手の違いに慣れればさほど気にならないのかもしれません。

格安SIMに替えるメリット

格安SIMに替えるといいことってどんなものがあるのでしょうか?

なんといっても料金が安い!

大手キャリアの携帯料金プランの相場が、8,000円程度であるのに対して、格安SIMの料金プランは1,000~3,000円程度が相場となっています。

毎月1万円近く携帯料金を支払っているとすれば、5,000~6,000円程度安くなるのです。
金額に差はあれど、月あたり数千円単位で安くなるとすれば、年間で数万円の節約になります。

契約期間の縛りが軽い!

大手キャリアでの契約においては、「2年縛り」と呼ばれる2年以内に解約すると高額な違約金を支払う、また2年経過後の2ヶ月間以内に契約を解除しなければまた2年縛りがスタートしてしまうという仕組みがあります。

その点、格安SIMにおいては、2年間縛られることはありません。

格安SIMの契約期間縛りや違約金の設定は、比較的軽めなところが多く、契約するSIMの種類によっては最低利用期間や違約金を設けないものと、設けているものとがあります。

SIMの種類
  • データSIM:データ通信のみ(携帯番号での音声通話不可)
  • データSIM+SMS:データ通信+SMS利用可(携帯番号での音声通話不可)
  • 音声通話SIM:電話+データ通信(携帯番号での音声通話可)

基本的に”データSIM”に関しては、ほとんどのMVNOが最低利用期間や違約金を設けていません。

“音声通話SIM”においては、特別条件を設けていないMVNOもあれば、半年~1年程度の最低利用期間と違約金を設けているMVNOもあります。

また、利用開始月をカウントするか否かにも違いがあるようなので、音声通話SIMを購入する際は確認しておきましょう。

主要MVNO音声通話SIMの最低利用期間と違約金リスト
MVNO 最低利用期間 違約金
mineo なし
U-mobile 6ヶ月 6,000円
OCNモバイルONE 6ヶ月 8,000円
NifMo 7ヶ月 8,000円
IIJmio 12ヶ月 1,000~12,000円 (12ヶ月-利用月数) × 1,000円
UQ mobile 12ヶ月 9,500円
DTI SIM 12ヶ月 9,800円
楽天モバイル 12ヶ月 9,800円
nuro mobile 12ヶ月 1,000~12,000円 (12ヶ月-利用月数) × 1,000円
ロケットモバイル 1年間 9,500円
LINEモバイル 13ヶ月 9,800円
BIGLOBE SIM 13ヶ月 8,000円
DMM mobile 13ヶ月 9,000円
エキサイトモバイル 13ヶ月 9,500円

※契約月をカウントした場合

格安SIMに替えるデメリット

格安SIMに替えるデメリットを挙げるとすれば、それは大手キャリアでの契約に比べての手間や利便性になります。

それらのデメリットは安さに勝るのか否かをチェックしてみてください。

初期設定や情報移行が面倒

大手キャリアから格安SIMへ携帯を変更する場合は、携帯を契約する会社を変更するにあたって、転出申請(MNP予約番号)が必要になったり、初期設定を自分で行うことになります。
※MVNOによっては、初期設定済みの端末を送るサービスや出張訪問サポートなどを提供しているところもあります。

もちろん、MVNOでプランを契約すれば、SIMカードとともに説明書も送られてきますし、わからない場合のカスタマーサポートや、サイトのQ&Aでも調べられるケースがほとんどなので、安心してください。

大手キャリアとのスペックで劣る!?

大手キャリアからMVNOを提供する格安SIMに変更すると少々使い勝手が変わる点があります。

劣ると見るか、不要と見るかはあなた次第。
以下の4点はチェックしておきましょう。

1キャリアメール・キャリアログインが使えない

~@ezweb.ne.jp、~@softbank.ne.jp、~@docomo.ne.jp などのキャリアメールアドレスが使えなくなります。
今はGmailやYahooメールなどのフリーで使えるメールがあるので、大手キャリアから格安SIMに変更したユーザーの多くは上記のフリーメールを利用しています。

またキャリアログインについても、キャリアログイン以外にログイン手段がないサービスを利用していなければ、さほど気になるものではないでしょう。

2大手キャリアに比べると通信速度がやや劣る ※時間帯やMVNOにより差がある

通信速度については、暇なときに動画を見る時間が多い人はMVNOの中でもなるべく速度が速いところがおすすめです。

Wi-Fiのある場所をうまく使い分けることができるなら、SNSを見る、LINEを使う、調べ物をする程度の利用であればそれほど気にする必要もありません。

3音声電話(電話番号での通話)を使用する時間が長いと割高かも・・?

格安SIMは通信データ量に応じて細かくプランが用意されているのが強みである反面、電話番号間でかける音声通話において充実したプランを選ぶと毎月の料金がさほど安くはならない場合もあります。

音声通話の利用回数が多い、または利用時間が長いという方は、LINE電話などの無料通話ソフトでの代用をメインとすることで、通話オプションの価格を抑えることもできます。

4店舗がない(少ない)ことによるサポート体制の違い

サポート体制の違いについては、店舗数の違いによるところが大きいです。
実店舗の多い大手キャリアであれば、近くの店舗に行って不具合やプランの変更を対面で行うことが可能ですが、実店舗を持たないMVNOは、電話やチャットでのサポートがメインになります。

ただ、大手キャリアのように楽天モバイルやmineoのように実店舗を構えるMVNOも増えてきており、ユーザーへのサポートの質を高めるためにMVNO各社も日々奮闘しているようです。

格安SIM購入時の初期費用目安

格安SIMを購入する際の初期費用の目安をご紹介しておきます。

初期費用の主な内訳は以下です。※価格はすべて税抜

  • 契約事務手数料:3,000円
  • MNP転出手数料:3,000円
  • 解約手数料:9,500円 ※契約更新月以外のタイミングで解約する場合

加えて、端末も買い替える場合は端末代がかかります。

端末代は一括購入が基本ですが、格安SIMとセットの場合は分割購入ができるMVNOもあります。
また、端末と別々で購入する場合は、格安SIMカードによって対応・未対応があるので注意してください。

ベスト購入タイミングは?

ベスト購入タイミングは、一概に”解約手数料がかからない月”とは言えません。
次の更新月までの月数が1年以上ある場合は、1,000円以上安くなるようなら今替えるほうが結果的に安くなるでしょう。

ただ、更新月が半年以内の場合は、更新月を待つ方が結果的に安く済む場合もあります。
単純な例で、いつ替えるのが結果的に得になるのかを計算してみましょう。

  • 現在の携帯料金:大手キャリアの契約で月額8,000円
  • 格安SIM変更後の料金:月額4,000円

と仮定すると、3ヶ月後からが更新月なのか4ヶ月後からが更新月なのかで最終的な支払い額が変わってきます。

※端末代、契約事務手数料:3,000円、MNP転出手数料:3,000円はどのタイミングでも必要となるため、今回は計算から省きます

3ヶ月後が更新月の場合

  • すぐ変更:解約手数料9,500円+(格安SIM月額4,000円×3)=21,500円
  • 3ヶ月後に変更:(大手キャリア月額16,000円×2)+(格安SIM初月額4,000円)=20,000円

4ヶ月後が更新月の場合

  • すぐ変更:解約手数料9,500円+(格安SIM月額4,000円×4)=25,500円
  • 4ヶ月後に変更:(大手キャリア月額16,000円×3)+(格安SIM初月額4,000円)=28,000円

つまり、(現在の月額―変更後の月額)×(更新月―当月)が9,500円を超えてくる場合は今替える方が、結果的に安く済むという計算になります。

更新月がまだまだ先の場合は、早く替えるほど結果的に支払い料金が安く済む可能性が高くなります。

格安SIM購入時の流れ

1端末を決める

まず、端末を買い替えるか、使用中の端末をそのまま使うか決めましょう。

端末を買い替えるなら、「格安スマホ」と称される、格安SIMとセット販売しているものを選ぶと、SIMカードの対応機種などを逐一確認せずに済むのでおすすめです。

2格安SIMプラン(格安スマホ)選び

使用中の端末をそのまま使う場合は、MVNOごとの格安SIMプラン選びのときに、その端末に対応しているプランを選ぶように注意しましょう。

プランの選び方については、後述します。

3申し込み

選択した格安SIMプランの公式ページから申し込みを行います。
利用規約への同意や、住所や名前等の入力、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類や決済情報(主にクレジットカードが主流)が必要です。

また、サイトログイン用のIDやパスワード等を作成します。

特に問題がなければ、4~5日で自宅にSIMカードが届きます。

4開通作業

付属の説明書などを参考に、スマートフォンの設定作業を行います。
MVNOによっては、この初期設定を事前に対応 または訪問設定サービスを行っているところもあります。

格安SIMの選び方

格安SIMを提供するMVNOのプランもかなりの数があるので、いくつか自分で条件を整理してから探すのがおススメです。

今回は、おすすめの選びやすい条件でご紹介します。

格安SIMの選び方①
現在の使い方から必要なSIMカードを絞る

まずは、先述したSIMカードの種類を選びましょう。

SIMカードの種類
  • データSIM:データ通信のみ(携帯番号での音声通話不可)
  • データSIM+SMS*:データ通信+SMS利用可(携帯番号での音声通話不可)
  • 音声通話SIM:電話+データ通信+SMS利用可(携帯番号での音声通話可)

※SMSは携帯番号でやりとりできるメッセージサービスのこと。オプションで付けることができ150円程度が相場。

プラン価格の相場はデータSIM<音声通話SIMになります。

LINEなどのSNSを利用している方は、SMS認証が必要になるので、SMSつきのSIMカードを選択しましょう。

あとは、LINEなどでの無料通話アプリで電話機能は十分ということであればデータSIM+SMSオプション付き、今の電話番号をそのまま引き継いで通話で使いたいのであれば、音声通話SIMを選択する方が多いです。

ただ、ひとつ注意点もあります。

無料通話アプリやIP電話アプリからは、警察への110番、救急車を呼ぶ119番などの緊急電話が発信できません。一つの検討ポイントとして頭に入れておきましょう。

格安SIMの選び方②
必要データ容量をチェック

SIMカードの種類に目星がついたら、今度は通信データ容量に目安をつけましょう。

毎月使っている通信データ量を確認し、これからも同じような使い方をするのか、容量を減らして価格を抑えたいのか、容量を増やして速度制限などのストレスなく使いたいのかを決めます。

支払明細や、契約しているキャリアのマイページなどで確認できるのでチェックしてみてください。

データ通信量については、1ヶ月間だけでなく、3日間のデータ利用量でも規定量を超えてしまうと速度制限をかけられてしまう場合もあります。

平均利用量から少しだけ余裕をもって、多い月などに合わせるのがおすすめです。

格安SIMの選び方③
希望の通信速度をチェック

そして、重視する人が多い通信速度も要チェックです。

通信速度はbpsという単位で比較されます。
75Mbps以上であれば大手キャリアと同等の速さとされ、特に今までと変わりなく使えるかと思います。
200kbps前後で低速とされ、地図などの表示が遅く感じたり、YouTubeの高画質再生において途中で止まってしまうこともあるようです。

格安SIMの選び方④
あとは各社プランから選ぶだけ!

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失敗しない格安SIM選び!完全ガイド ~まとめ~

格安SIMに替えるかどうかは、仕組みを知る、プランを選ぶ、スマートフォンを選ぶ、情報を移行するなどの”手間”に対して、”料金を安くしたい”が上回るかどうかです。

言い方を替えれば、そこさえやってしまえば、年間で大きな節約になります。
毎月5,000円程度安くなるなら、1年で60,000円もの節約になるのです。

実際に筆者を含め、筆者の周りにも確実に格安SIMに替えた人は増えましたが、大きく節約もできて特別不満もないという人がほとんどです。

検討中の方はぜひ乗り換えに向けてプランを探してみてください!

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